どうもどうも、大阪の松井です。
さて、少し前の話なんだけれども、私物のパソコンの調子が悪くて、そういうのが得意な社員に部品を交換してもらうことになった。もう13年前になるか、現役時代はパソコンの販売を担当してて、それなりに売れてたもんやけど、一回離れるともう最新の用語とかは全くわからんようになってしまった(´;ω;`)。Windows7ってのがもうじき出るらしいぜって話題で盛り上がってた記憶がある、そんくらい昔の話やもんなぁ。
SSDってナニ?とか、ど素人丸出しのおっさんに若手の社員はイヤな顔一つせず丁寧に教えてくれて、鼻歌交じりに俺のパソコンをバラし、部品を交換してくれる。ホンマ助かる。ありがとなー。
ほどなく作業は終わり、仕事とは関係ないことでオフの時間を使わせてしまった事への礼も兼ねて、何か美味いもんでもご馳走しようとなった。
そこで、俺のお気に入りの串カツ屋へ。大阪で串カツと言えば、二度づけ禁止の例のアレだと想像されると思うけど、ちょっと違う、ちょっとお上品な感じの店だ。もちろん二度づけ禁止のアレはアレでめっちゃ好きなんやけどね。
ともあれ、グランフロント大阪にある、「揚八」へ。ランチはご飯おかわり自由やで。もちろん、感染対策完璧です。
ここは、揚げたてを一本ずつ持ってきてくれるんやけど、そのたびに出てきた串が何なのかとか、合うソースとかを教えてくれる。
「こちら大根のブイヨン煮です、そのままでどうぞ」とか、「こちらキスです、お塩とレモンでどうぞ」とか。二人で美味い美味い言いながら食ってたんだけども、何本目だったか、
店員:「こちら××××××です、お塩でどうぞ」
んん?何て言うた・・・?何とかロイヤル・・・?時勢柄パーテーションとか多いこともあってよく聞こえなかった。何やろ・・・と思いながら食ったらどうやらジャガイモ。それもちょっと黄色が濃く、甘味の強いやつだった。
俺:「なあ、これ持ってきたとき、店員さん何て言うた?」
社員:「いや、俺もよく聞こえなくて、後で所長に聞こうと思ってました(笑)。」
俺:「俺さ、デストロイヤーって聞こえてもうてさ(笑)。そんなわけない思うて。」
社員:「いや、実は俺もそう聞こえたんですよ、でもこれジャガイモですよね?そんな物騒な感じの名前なわけないわと思って(笑)。」
俺:「そうなんよ、何とかロイヤル?って言うたんかなとか思うたんやけどさ。何かお高い感じの品種なんやろか。」
実はインカの目覚めとか言うたんちゃうか、いやいや語感が全然違うな、とか二人であーだこーだ勝手に想像を巡らせたものの、結局次の品が運ばれてきたときに店員さんに聞いてみる。
俺:「すいません、さっき持ってきてもらったこれ、何て言いましたっけ。」
店員:「あ、デストロイヤーです。」
二人:「いやホンマにデストロイヤーなんかい!!!」
美しきツッコミのハーモニー。なんでも、往年のプロレスラー、デストロイヤーのマスクに似ているということからそう名付けられたジャガイモの品種なんだそうな。
いや、似とるか・・・?言わんとすることはわからんでもないけど(笑)。というより、若い世代にピンとくるのは難しいわな。
ただ、色んなこと置いといて、めっちゃ美味いジャガイモなのは間違いない。今回美味いものを頂きながらつくづく思った。よく知らないことなのに、知ってる範囲にだけなぞらえて「まさかそんなわけない」と思い込むのは危険なことやなと。
教訓。世の中、まさかと思うことでも「そんなわけある」ことが多々あるのだ(笑)。ではまたいずれ。