漫画から学んだことシリーズ③

どうもどうも、大阪の松井です。

このところ、あくまで日本においては終息の兆しが見えるような気がしなくもないコロナですが、どうなんでしょうねぇ。集まれなくなってもうじき丸2年。今年も忘年会は見送りましたが、解禁は近いと信じたい・・・。

コロナのせいで、良くも悪くも世の中変わっていったことが多いと思える中、そこそこ変わらずに仕事ができてるということは幸せだなと思う一方、時勢に合わせて変えていかなきゃいけないなと思うことも多くあるもんです。

年取ると変化が面倒だったり、怖かったりで、なかなか一歩を踏み出すのに勇気がいるもんですが、そん時よくあるのは「あー、今『できない理由』を探してるなあ」と思う事。人間あるあるですかね(笑)。

そんな時、往年の名作「寄生獣」の最後の戦いのシーンをふと思い出す。

そうそう、割と最近実写化されたりで、若い方にも認識されてる作品じゃないかと思いますが、これはもう、ホラーとかじゃなく人間ドラマ。見事な伏線の回収に「おおぅ・・・」となる名作です。

その物語のクライマックス、主人公新一が、最強の敵・後藤との対決において、一度は勝つことを諦めかけるわけですが・・・

出典:岩明均著「寄生獣」単行本第10巻より

「どないしたってアカンし!」ってめっちゃ言うやん、と(笑)。その最中、訪れる千載一遇のチャンス。しかしあまりにも分の悪い賭けに、そこに及んでもなお、「諦めること」を諦めきれない新一。「諦める理由」を探し、そして最後に行き着いたこの言葉。

出典:岩明均著「寄生獣」単行本第10巻より

「でもやらなけりゃ、確実なゼロだ!」

これ。よく、新入社員の子なんかに聞いたりします。

「人間である以上、失敗は誰でもするもんやけど、それでも絶対失敗したくないなら、それを叶える唯一の方法が実はあるのを知ってる?」

と。大概皆首を傾げますが、

「答えは簡単。何もしないこと。」

そう、何もしなけりゃ失敗することは絶対にない。ゼロですが、引き換えに成功も成長もない。代償が大きいと考えるか、マイナスよりはマシと考えるかは人それぞれなんでしょうけどね。この話するときは大体このシーンが頭にあります(笑)。

ただ、前にも書いたかなと思うけど、一人で背負いこむことはない。できないことはできる人に助けてもらう。会社ってのはそういう所であるべきだと思っています。ミギーはいないけど(笑)、それ以上に頼れる人がたくさんいて、もう助けてもらいまくりです。そういう仲間とともに「とりあえず一回やってみるか!ダメならそん時はそん時で!」といきたいもんです。

・・・・おい、「そうそう、やらなきゃ完全なゼロなんすよ!」言うて、有り金をパチンコにつぎ込むとかはちょっと違うからな?